ロードスターはわりとゆるいスポーツカーなので、エキゾーストはそんなに派手ではない。実際に、アフターパーツでかなり聴かせる音にするマフラーも出ていて、交換している人も結構いるようだ。ただ、普通の乗用車からの乗り換えである私にとっては、そのデフォルトの音でさえ、ある時には良く聴こえ、またある時には正直疲れる原因でもある。
最近は昼間が忙しく、毎日肉体的に疲れる日々を送っている。今日も例外じゃなかった。でも、そんな疲れた身体に2500回転~3000回転くらいのエキゾーストが心地よく響いていた。スピーカーからは前オーナーが入れたGReeeeNの愛唄が流れている。
高速と高架でクロスしている長い直線。前、後ろ、車なし。信号が変わって、クラッチを繋いで、1速。3,000で2速に変速した後、自然と足がアクセルを踏み込んでいた。
前から何かに引っ張られる感じだった206とは違って、タイヤはきちんと地面を噛んで蹴りだす。低音から高音に伸び上がっていく排気音。白く発光したタコメーターの針が、まったくよどみなく7,000まで駆け上がる。3速を経て4速に入れた後の車は、まるでかけっこ後の子供のようだ。笑っている。そして気付けば、日々の疲れは吹き飛んでいる。
車を自分がドライブしているのと同時に、車が自分をドライブしてくれる。その感覚が欲しくて、私はいつも車を走らせているのだと思う。

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